似た病気

水虫かな? 足が痒いし水虫の薬を塗っておけばいいかな? 自己判断で薬を使っていませんか? 水虫ではないのに水虫薬を使うと、症状が悪化する場合があります。水虫の症状に似た病気もありますので、きちんと皮膚科の診断を受けてから薬を使いましょう。

3人に1人は水虫じゃない!?

水虫だと思い、皮膚科を訪れる3人に1人は水虫ではないそうです。それだけ水虫と似ている病気があるということです。自己判断をしないようにという意味がお分かりですね? 皮膚科の医師でも見ただけでは判断できませんので、顕微鏡で白癬菌の有無を調べます。そこで白癬菌が発見されると「水虫」の烙印を押されるわけですが、あなたの足の症状、もしかしたら水虫ではないかもしれませんよ?

どんな病気がある?

単純な皮膚炎から、他の似た症状のものまで水虫に似た症状を持った病気はあります。もちろん治療しなければいけないので、皮膚科は必ず訪れてみてください。

汗疱(かんぽう)

字を見て分かるように、水疱がでる病気です。足の裏や手の平、指の間に出るので足に出る場合は水虫と間違えられやすいのが特徴です。分かりやすく言うと異汗性湿疹と呼ばれるアセモのことを指します。

疥癬(かいせん)

激しい痒みに襲われて、ひどい水虫だと思って耐えきれなくなって皮膚科を訪れると、水虫ではなく疥癬の場合があります。これは疥癬虫(ヒゼンダニ)というダニが、角質層に住み着いて起るものです。人間の皮膚でしか生息できないダニになります。

掌せき膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

これは水虫と、とても間違いやすい病気で、とても似た症状を現します。足の裏や手に平に水疱が現れて次第に膿を持ち、皮膚が厚くなったり赤くなったり、最後には角質が剥がれ落ちたりもします。水虫と勘違いしやすいですので、自己治療しないようにしましょう。

皮膚カンジダ症

水虫と同じカビが原因で起るものですが、水虫ではありません。カンジダ菌というカビの一種が湿疹を起こします。爪にカンジダが出ると爪水虫に似た症状が出ます。

接触性湿疹

接触性皮膚炎ともよばれ、かぶれのことです。なにかに触れたときにその部分が赤くなったり痒くなったりするものです。

多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)

手の平や背中、足の甲、足の裏、肘などに輪のような盛り上がった赤い斑点ができるものです。これも水虫と間違いやすい症状です。

アトピー性皮膚炎

原因がはっきりと解明されていない病気で、体中に症状が出る可能性のあるものです。これまでは子供が多かったのですが、大人になってから発症する人もいて、水虫と間違われやすくなっています。

貨幣状湿疹

輪のような丸い湿疹が手や足、背中にできるもので、貨幣の形に似ているのでこう呼ばれています。湿疹の形状から水虫と間違われやすい病気です。

脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)

皮脂の分泌が盛んな場所に、脂っぽいフケやカサカサした湿疹などができます。痒みをともなうこともあり、水虫と間違えやすいのです。

環状紅斑(かんじょうこうはん)

丸い形の湿疹や発疹がでるもので、皮膚の疾患の総称になります。原因は数多くあます。

自己判断は禁物

似た病気は、ざっと挙げただけでもこれだけあります。皮膚科を訪れる3人に1人は水虫ではないということを理解していただけましたか? 実は上に挙げた病気だったということが数多くあります。病院に行かずに自己判断で市販薬を使い、一向に症状が改善されない、水虫ではないのに水虫薬を使っても良くなるはずがないのはお分かりいただけましたね? 自分が本当に水虫なのか、それともよく似た別の病気なのか、どちらにしても病院で診察を受けることをお勧めします。