皮膚科で治療する

白癬菌が爪に侵入すると爪水虫になります。女性の水虫が急増している中で、夏になっても裸足になるのが嫌で、サンダルやミュールもはけないという人もいるのではないでしょうか。水虫の中でも厄介な爪水虫、じっくりと治療していきましょう。ペディキュアで誤魔化しているだけではひどくなるばかりです。

爪にあらわれる症状

爪は白癬菌が大好きなケラチンでできています。ケラチンを溶かす酵素を出しながら中に侵入してきます。足の水虫を持っていると爪水虫にもなりやすく、親指の爪から発症するのが一番多いようです。爪が白く濁り、厚くなって形も変わってきます。更には爪がもろくなってボロボロと欠け落ちるようになります。爪が変形してくると靴を履くと痛みを感じるようになります。足の水虫を放っておくとなる場合が多いのですが、痒みがあるわけでもないので、ひどくなるまで爪水虫だと気づかないケースも多くあります。もちろん足だけではなく、手の爪も水虫になる可能性があります。

足も爪も同時に治療

足の水虫を持っていれば爪の水虫にもなる可能性もあると上で触れましたが、治療する場合は同時に治療していかなければいけません。治療法については【治療法】で詳しく紹介していきますが、足の水虫だけ、爪の水虫だけを治療しても、白癬菌のキャッチボールになるだけで、いつまでも治ることはありません。療法一緒に治療しなければ、お金と時間の無駄になってしまうのです。

一番厄介な水虫!?

爪水虫が一番厄介だと言われる理由はどうしてでしょうか。それは、軟膏やクリームなどの塗り薬、スプレーなどでは治療できないからです。薬局・薬店で販売されている水虫薬では治すことができないということです。爪の中に潜り込んでいる白癬菌までクリームや軟膏、スプレーの成分は行き届きません。病院に行って、内服薬で治療しなければいけないのです。薬を飲み始めてから爪が全部生え替わるまで、手の爪で3〜6ヶ月、足の爪で6〜10ヶ月もの間、内服薬を飲み続けなければいけません。面倒だと足の水虫を放置すると、爪水虫になってかなり長く治療期間を要するようになるのです。早めに治療を! と言われるのがお分かりいただけるかと思います。

爪似た病気

爪水虫とよく似た症状をもつものがあります。いずれの場合も治療が必要ですので、皮膚科でどんな病気なのかを診断・治療しましょう。

カンジダ爪囲爪炎(そういそうえん)

爪水虫は爪の中が白癬菌でおかされるものですが、このカンジダ爪囲爪炎は爪の中がカンジダにおかされるものです。爪の先が浮き上がってきて、濁った白や黄色に変色して、爪の肥厚も見られます。成人女性に比較的多く見られるのが特徴です。更には爪の縁や付け根が腫れ上がって赤くなり、爪の表面が凸凹してきます。横に筋が入ることもあります。多くは手の爪に症状が出ます。こちらも内服薬での治療になります。

尋常性疥癬(爪疥癬)

ヒゼンダニが寄生することで起る疥癬が、爪にでたものです。症状はまさに爪水虫そのもので、判断が難しく、顕微鏡で詳しく検査しなければいけません。治療が遅れると、周囲に早いスピードでうつしてしまうことになりますので、早めの治療が必要になります。

欠け落ちた爪に注意!

爪水虫の特徴として、ボロボロと爪が欠けて落ちてしまうことがあります。この欠け落ちた爪の中には白癬菌が潜んでいるのです。ここから周囲の人へうつしてしまう可能性がありますので、注意しなければいけません。欠けて落ちた爪はしっかりと掃除機で吸い取ってしまいましょう。できればお風呂のマットも別な物を使うようにしましょう。知らず知らずのうちに爪が落ちてしまっているかもしれません。